令和8年
團團珍聞
Est. 1877

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捏造・ハックス

メアリー・トフトのウサギ出産事件

「ウサギを17匹出産した」と主張した女性の話が国王の耳にまで届き、複数の外科医のキャリアを潰した。

発生年
1726年
場所
イギリス・サリー州

何が起きたのか

1726年、イギリス・サリー州の貧しい使用人メアリー・トフトは、畑仕事中にウサギに驚いたことがきっかけで流産したと語り、その後「ウサギの部位」を次々と「出産」してみせた。国王ジョージ1世の外科医ナサニエル・セント・アンドレはこれを本物と判断したが、国王が派遣した懐疑的な外科医サイリアカス・アーラーズは、出てきたウサギの糞の中に干し草やトウモロコシの粒を発見し、体内で育ったものではあり得ないと看破した。ロンドンで厳重な監視下に置かれたトフトは、これ以上「出産」できず、家族に唆されて仕組んだ狂言だったと自白。実際には共犯者が死んだ動物の部位を体内に挿入するという、痛みを伴う危険な方法で演出していた。トフトは「悪質な詐欺師」として起訴され、ブライドウェル監獄に4ヶ月収監された。この騒動は世間の物笑いの種となり、当初「本物」と太鼓判を押した複数の著名な外科医のキャリアを大きく傷つけた。

豆知識

事件は当時の医学界の権威を大いに揺さぶり、風刺画家ウィリアム・ホガースが皮肉たっぷりの風刺画を残している。

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