令和8年
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用水路にハマったロバ、なぜ?アリゾナ流「木から降りられない猫」救出劇

用水路にハマったロバ、なぜ?アリゾナ流「木から降りられない猫」救出劇
アメリカ・アリゾナ州フェニックスで、一頭のロバが深さ約3メートルの用水路に転落し、身動きが取れなくなるという珍事が発生しました。通報を受けて駆けつけたのは、地元の消防隊。前代未聞(?)の救出劇は、やがてクレーン車まで出動する大掛かりな作戦へと発展します。 この一報はネット掲示板Fark.comで「アリゾナにおける、木に登った猫案件」と絶妙なタイトルで紹介され、多くの人々の笑いを誘いました。まさに、言い得て妙。我々の日常でたまに聞く「木から降りられなくなった猫」と同じ、ちょっと間抜けで、でもどこか憎めない動物のお困りごとというわけです。 ## なぜアリゾナに野生のロバが? そもそも、なぜ大都市フェニックスの近郊にロバがいるのでしょうか。実はアリゾナでは、野生のロバはそれほど珍しい存在ではありません。彼らは「ブラ(Burro)」と呼ばれ、スペイン語でロバを意味する言葉がそのまま愛称になっています。 そのルーツを辿ると、19世紀のゴールドラッシュ時代に遡ります。一攫千金を夢見る鉱山労働者たちが、荷物の運搬役としてアメリカ西部に連れてきたのが彼らの祖先。やがて鉱山が閉鎖されたり、車が普及したりすると、用済みになったロバたちが野生へと放たれ、たくましく繁殖していったのです。つまり、彼らは元・社畜ならぬ「元・鉱畜」の子孫たち。今ではすっかりアリゾナの風景に溶け込み、保護の対象にすらなっています。 ## 宙を舞うロバ!クレーンを使った一大救出作戦 さて、現場に到着したフェニックス消防署の救助隊。彼らが直面したのは、コンクリートで固められた急斜面の用水路で途方に暮れる一頭のロバでした。自力で這い上がるのは、どう見ても不可能です。 作戦は慎重に進められました。まずは隊員が用水路に降り、暴れて怪我をしないようにロバをなだめます。つぶらな瞳で「一体何が起きてるの?」とでも言いたげなロバ。その姿は、自分の置かれた状況をあまり理解していないようにも見えます。そこがまた、愛らしい。 最終的に登場したのは、なんと大型のクレーン車。ロバの体に頑丈なハーネスが取り付けられ、準備は万端。次の瞬間、ロバはゆっくりと宙を舞い、まるでUFOにキャトルミューティレーションされるかのごとく、空高く吊り上げられていきました。地上に降ろされた後もキョトンとした表情のままだったとか。シュールすぎる光景です。 ## なぜ用水路に落ちてしまったのか そもそも、なぜこのロバは用水路に落ちてしまったのでしょう。アリゾナのような乾燥地帯において、街を縦横に走る用水路(Canal)は、野生動物にとって砂漠のオアシスのようなもの。水を飲もうと近づいた際に、足を滑らせてしまった可能性が最も高いと見られています。 こうした運河は生活を支える重要なインフラですが、側面が急で滑りやすいため、一度落ちた動物が自力で脱出するのは至難の業。過去にも犬や他の野生動物が転落し、救助されるケースが報告されています。人間が作った便利なものが、時として動物たちの思わぬ落とし穴になってしまう。皮肉な話ではあります。 ## 無事解放!そして砂漠へお帰りなさい クレーンによって無事に地上へと生還したロバは、獣医による簡単な健康診断を受けました。幸いにも大きな怪我はなく、元気そのもの。救助隊に見守られながら、彼は再び住処である広大な砂漠地帯へとトコトコと帰っていきました。 一件落着。今回の救出劇は、人間と野生動物のちょっとおマヌケで、心温まる共存の一場面を見せてくれたと言えるでしょう。時に私たちの生活圏に迷い込み、ちょっとしたトラブルを起こしてくれる彼らのような存在がいるからこそ、世の中は面白さに満ちているのかもしれませんね。次にアリゾナを訪れる機会があれば、用水路の近くで途方に暮れる「ブラ」がいないか、少しだけ気にかけてみてはいかがでしょうか。

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出典

  • Fark.com: Donkey trapped in a canal is the Arizona equivalent of a cat stuck in a tree [Spiffy]
海外動物アメリカ救出劇