チューリップ・バブル
チューリップの球根1個が住宅より高値で取引された、史上初とされる投機バブルとその崩壊。
- 発生年
- 1637年
- 場所
- オランダ
- 分野
- 経済のバブル
何が起きたのか
17世紀のオランダ黄金時代、東インド会社の交易で富を築いたオランダ商人たちの間で、新奇な珍しさから輸入されたばかりのチューリップが富の象徴として大流行した。1634年頃から価格が急騰し、1636年にはアムステルダムの運河沿いの住宅一軒(平均3000〜5000ギルダー)に匹敵する4000〜6000ギルダーもの値がチューリップの球根一個に付けられるまでになった。最も高額な取引として記録されている「ヴァイスロイ」種の球根は1000ギルダーで取引されており、当時の平均年収が約150ギルダーだったことを考えると、その異常さがわかる。しかし1637年2月3日の夜、突如として買い手が現れなくなり価格が暴落、数週間で市場は崩壊した。史上初の投機的バブルとされているが、オランダ経済全体への実質的な打撃は限定的だったとする研究もある。
豆知識
一部の球根は住宅一軒分どころか、熟練職人の年収数十年分に相当する価格で取引されたと伝わる。