電動一輪車で飲酒運転?時速32kmで逮捕された男の末路
カリフォルニア州の路上で、電動一輪車に乗った男が飲酒運転(DUI)の容疑で逮捕されました。近未来的なフォルムでスイスイと進むはずの最新モビリティが、なんとも原始的な過ちによって警察のお世話になるという一幕。この事件は、テクノロジーがいかに進化しようとも、私たち人間の「ちょっとくらいなら…」という愚かさが普遍的であることを、見事に証明してくれました。
## 逃走劇の舞台は時速32kmの電動一輪車
事件が起きたのは、アメリカ・カリフォルニア州のカールスバッド。夜の街をパトロール中の警察官が、無灯火で走行する怪しげな電動一輪車を発見したのが始まりです。警察官が停止を命じると、男はなんとそのハイテクマシンで逃走を試みたというから驚き。しかし、相手はパトカーです。SF映画のようなチェイスにはならず、男はあっけなく御用となりました。
報道によれば、その際の最高速度は時速20マイル(約32km/h)に達していたとのこと。必死の逃走だったのでしょうが、その絵面を想像するとなんとも言えない可笑しさがこみ上げてきます。捕まった後の検査で、男からは基準値を超えるアルコールが検出されたそうです。未来の乗り物でやらかした、実に古典的な失敗でした。
## そもそも電動一輪車って何者?
「電動一輪車で時速32kmってどういうこと?」と首を傾げた方も多いかもしれません。電動一輪車(Electric Unicycle、略してEUC)は、見た目こそサーカスの道具に近いですが、その実力は侮れない代物です。
内部のジャイロセンサーが自動でバランスを取り、搭乗者は体重移動だけで前進・後退・旋回をコントロールします。その手軽さとは裏腹に、性能はまさに野獣。安価なモデルでも時速20km、高性能なものになれば時速60km以上を叩き出すモンスターマシンも存在するのです。価格も10万円台から、中には40万円を超える高級機まで。もはや「ちょっとした乗り物」の域を超えた、立派なパーソナルモビリティと言えるでしょう。
## 日本でやったら即アウト!気になる法律事情
では、この未来的な乗り物で日本の公道を走ったらどうなるのでしょうか。結論から言うと、ほぼ100%の確率で警察のお世話になります。日本の道路交通法において、電動一輪車や電動キックボード(特定小型原付に分類されないもの)は「原動機付自転車」、つまり原付バイクと同じ扱いです。
そのため、公道を走るにはブレーキやライト、ミラーといった保安部品を備え、ナンバープレートを取得し、自賠責保険に加入した上で、運転免許を携帯し、ヘルメットを着用しなければなりません。これをすべて満たすのは、現実的にほぼ不可能。つまり、日本での公道走行は原則NGなのです。ちなみに事件のあったカリフォルニア州では、州法によって扱いが異なりますが、飲酒運転が許される場所など世界のどこにもありません。
## 芝刈り機、馬、そして電動一輪車へ
テクノロジーが進歩しても、人間のやることは大して変わらないのかもしれません。海外の珍ニュース界隈では、「芝刈り機で飲酒運転」「馬に乗って飲酒運転」といった事件がおなじみの風物詩となっています。特にアメリカのフロリダ州あたりでは、年に一度は芝刈り機によるDUI逮捕者が出ているのではないか、とすら思えるほど。
今回の事件は、その不名誉な系譜に「電動一輪車」という新たな1ページを刻みました。乗り物が進化しても、「ちょっと一杯ひっかけた帰りに、これで帰れば楽ちんじゃん」という安易な思考回路は、残念ながらアップデートされないようです。なんとも人間らしい話ではありませんか。
## 次なる舞台は火星探査ローバーか
この一件は、新しいパーソナルモビリティが登場するたびに繰り返される「人類初の〇〇による飲酒運転逮捕」という、ある種のイノベーションの記録として歴史に名を残すことでしょう。空飛ぶ車が当たり前になった未来でも、きっと管制塔から「そこのセダン型ドローン、蛇行運転ですよ!」と警告され、しょっぴかれる未来人が現れるに違いありません。
テクノロジーの進化は、人間の愚かさを試す壮大な実験でもあるのです。どんなに便利な乗り物が登場しようとも、「飲んだら乗るな」。この黄金律だけは、宇宙開拓時代になっても決して忘れてはならない、我々人類への普遍的な教訓なのです。
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よくある質問
- 電動一輪車は日本で公道を走れますか?
- 原則として公道走行はできません。原付バイクと同じ保安基準を満たし、免許やナンバープレートが必要ですが、市販されているほとんどの製品はその基準を満たしていないためです。
- 電動一輪車の最高速度はどのくらいですか?
- モデルによって大きく異なり、時速20km程度のものから、高性能なモデルでは時速60kmを超えるものまで存在します。見た目以上にパワフルな乗り物です。
- なぜ海外では芝刈り機で飲酒運転する人がいるのですか?
- アメリカの郊外などでは、広大な自宅の敷地内を移動する手段として芝刈り機を使うことがあります。その延長で「ちょっと近所の店まで」と公道に出てしまい、飲酒運転で逮捕されるケースが後を絶ちません。
出典
- Fark.com: Man arrested for DUI on electric unicycle, will be sent back to the circus under heavy guard by thirty cops in a single police car [Strange]