令和8年
團團珍聞
Est. 1877

人類のバカを愛でるメディア

病院でも仕事!LinkedInの意識高い系投稿に世界がドン引き

病院でも仕事!LinkedInの意識高い系投稿に世界がドン引き
病院のベッドで点滴を受けながら、満面の笑みでノートパソコンを開く一人の女性。この一枚の写真が、ビジネス特化型SNS「LinkedIn(リンクトイン)」で大きな物議を醸しました。「仕事中毒は美徳」とでも言いたげなこの投稿は、多くのユーザーから「痛々しい」「空気が読めなさすぎる」と批判の的に。これは、プロフェッショナルな自己PRの場であるはずのLinkedInが、いつしか意識高い系インフルエンサーたちの“こじらせ劇場”と化している現状を象徴する出来事です。 ## ## 救急搬送されても「仕事の情熱は止まらない!」 発端となったのは、海外のまとめサイトBored Pandaで「絶対に投稿すべきではなかったLinkedIn投稿」として紹介された、ある女性のポストです。彼女は病院着姿でベッドに横たわりながらも、なぜか嬉しそうにラップトップで作業する自身の写真を投稿。添えられた文章には、仕事への狂信的なまでの愛が綴られていました。 「たとえ救急治療室にいても、私の仕事への情熱は誰にも止められない!」「家族との休暇や休息よりも仕事を優先するカルチャーを広めるべきだ」と彼女は高らかに宣言します。常人からすれば「いや、まずは休め!」と全力でツッコミを入れたくなるこの状況。案の定、この投稿は「正気の沙汰ではない」「こんな働き方を美化するのはやめろ」と大炎上しました。特に、他人にまで過酷な労働を強いるかのような物言いは、多くの人々の逆鱗に触れたようです。これを「トーン・デフ(tone-deaf)」、つまり場の空気が全く読めていない言動だと指摘する声が相次いだのです。 ## ## なぜLinkedInは「意識高い系」の巣窟になったのか? そもそもLinkedInは、キャリアアップやビジネス上の人脈形成を目的とした、比較的真面目なプラットフォームでした。履歴書を公開し、専門的な知見を共有し、同業者と繋がる。それが本来の姿だったはずです。 しかし、SNSのインフルエンサー文化が浸透するにつれ、その様相は一変しました。いつしかLinkedInは、一部のユーザーにとって「いかに自分が成功しているか」をアピールするためのステージへと変貌を遂げたのです。かつては実績やスキルを淡々と記載する場だったのに、今では「朝5時起きの俺が実践する7つの習慣」「失敗から学んだ、涙の逆転ストーリー」といった、自己啓発本まがいのポエムが溢れかえっています。これは、キャリアという文脈で自分を「盛る」文化が、過剰に進化した結果と言えるかもしれません。 ## ## 「CEOをタグ付けして号泣」驚きのLinkedIn投稿たち 病院からの投稿が特別に異質なのかと思いきや、LinkedInの世界は我々の想像を遥かに超える猛者たちで溢れています。例えば、解雇されたことを報告する投稿。ここまでは普通ですが、驚くべきはその内容です。泣き顔の自撮り写真を載せ、「この経験をバネに成長します!」と前向きな言葉を綴りつつ、なんと自分をクビにした会社のCEOを名指しでタグ付けするのです。そのメンタルの強さ、一体どこで手に入れたのか。 他にも、ホームレスの人に食事を与えたエピソードを、さも世紀の大発見のように長文で語り、そこから得たビジネスへの教訓を滔々と述べる投稿。善行そのものは素晴らしい。しかし、それを自己PRの道具として利用する姿に、一抹の寒気を感じてしまうのは私だけでしょうか。これらの投稿に共通するのは、過剰な自己演出と、他者からの「いいね!」を渇望する承認欲求です。もはやビジネスSNSではなく、壮大な一人語りの舞台なのです。 ## ## 自己PRの果てに、我々は何を見るのか こうした「痛い」投稿を笑うのは簡単です。しかし、彼らはなぜ、そこまでして自分を大きく見せようとするのでしょうか。誰もが自分という商品を売らなければならない「セルフブランディング」の時代。そのプレッシャーが、彼らを奇妙な行動に駆り立てているのかもしれません。 病院で仕事をする彼女も、号泣しながらCEOをタグ付けした彼も、本気で「これが成功への道だ」と信じている可能性は十分にあります。そのズレた情熱や、どこか憎めない必死さこそが、我々が「人類のバカ」を愛でる理由なのでしょう。次にあなたのタイムラインに珍妙なビジネス自慢が流れてきたら、眉をひそめるだけでなく、その裏にある人間臭さを味わってみるのも一興です。ただし、決して真似はしないように。

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出典

  • Bored Panda: 78 LinkedIn Posts That Should Never Have Been Posted
海外SNSLinkedIn炎上